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> 「起死回生・アラーニャ王子」
1992年、アラーニャはスカラ座で「椿姫」に出演している。
これがその映像です。
http://youtube.com/watch?v=qdxm5fumPAw&mode=related&search=

悪くないのだ。
と言うよりも、非常に良い。
彼は自分の声質に合う役を演じていれば良かったのだ。

そもそもテノール、テナー(tenore)は、
高い声域の男声歌手(カウンターテナーほど高くはない)
あるいはその声域のこと言い、
「テノール」の呼び名は「保つ」を意味するラテン語のtenere、
「(主旋律を)保つ者」の意で、
元々グレゴリオ聖歌の長く延ばして歌う部分を指した。

オペラ歌手の場合は、
テノールの声質を以下のように分類、形容することがある。
上の方の声質は「軽い、柔かい、若々しい」印象を、
下の方はより「重い、たくましい」印象を与える。

一人の歌手の声質が加齢とともに変化していくことも多く、
殆どの場合それは「軽い→重い」の方向となる。

1)レッジェーロ
  役柄:単純バカ、お調子者
2)リリコ
  役柄:王子様
3)リリコ・スピント
  役柄:叙情的なロマンチスト
4)ドラマティコ
  役柄:英雄

アラーニャの場合も「椿姫」のような、
リリックな役柄が彼のハマリ役であった。

まるで、今までコメディードラマにしか出ていなかった俳優が、
いきなりハードボイルドな役柄に挑戦してしまったようである。

昔、渥美清の演じる「金田一耕助」を見たことがあった。
決して悪くはなかったのだが、最初から最後まで、
「寅さん?」っていう固定観念が取れなかった。

「アイーダ」のラダメス役も決して悪くない。
ただ、聴衆のラダメス像のほうが強かったのだ。

あとは、人それぞれの好みの問題である。
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by scalaza | 2006-12-29 07:01