> 「独占スクープ!潜入取材、ボックス席からの眺め(その1)」
何を着て行こうか…。
そういうことに頭を悩ますのも、楽しみの一つである。

今回は、失敗を繰り返さないように、十分に体調を整え、睡眠をとり、
また途中でお腹が鳴らないように、軽く食事もとっておいた。

完璧である。

すると不思議なことに、ヴィットリオ・エマヌエレ2世のアーケードは、
天国へ続く道のように、光り輝いているのだ。
道行く人々、オープンカフェに座っている人々は皆、
私に微笑みかけているようにさえ感じる。

そう、生まれて初めてのボックス席に、
私は明らかに浮き足立っているのだ。

ガレリア席専用の入り口から入っていった昔の私よ、さようなら…。
正面入り口から颯爽と入っていく私の耳に、
ふと、リングサイドの鐘の音が聞こえた気がした。

試合が始まったのだ。

ホワイエでの身のこなし…、まずは合格。
つかみはオーケーである。

しかし、この滅多に味わえないハイソサエティーな空気と、
夢のような上流階級の空間で、ひとつだけ気になることがあった。

むせ返るくらいに漂っている香水の中で、
私の周りだけ、さっき食べた「ケバブ」の匂いが漂っている…。

「オニオン抜き」にしなかったのは、唯一の誤算であった。
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by scalaza | 2006-12-13 08:48

川倉 靖(かわくらやすし)氏による2009-10年スカラ座オペラのブログです。
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