> カテゴリ
全体
未分類
> フォロー中のブログ
<   2007年 04月 ( 2 )   > この月の画像一覧
イェヌーファ(1894 - 1903)
ガブリエラ・プライソヴァーの戯曲による、
第1幕40分、第2幕47分、第3幕32分のオペラ。
チェコとスロヴァキアでは原作のタイトル「彼女の養女」と呼ばれ、
これまた、昼メロにはぴったりの話である。

仮にドラマ化が実現した場合、

第一話
スキャンダル、イェヌーファの妊娠発覚!

第二話
シュテヴァと結婚したい!しかしその気のない彼

第三話
ラツァの密かな恋心…

第四話
継母の陰謀、閉じ込められたイェヌーファ!

第五話
ラツァ愕然、イェヌーファが出産していた!

第六話
ラツァとの結婚のため、子供を殺す悪魔のような継母…

第七話
良心の呵責、死神が見える!

第八話
子供の死体発見、犯人は誰だ?

第九話
幼児殺しの容疑者、イェヌーファ!

第十話
継母の自白、真犯人逮捕!

第十一話
困難を乗り越え、愛ふたたび!

以上、全十一話がベストな状態であろう。

そして、助演女優賞の継母はこれだ!
http://youtube.com/watch?v=KiC7gJHLVMU
[PR]
by scalaza | 2007-04-30 06:42
ヤナーチェクの「イェヌーファ」
5月半ばまでスカラ座で公演している、
ヤナーチェクの「イェヌーファ」…。
普通に生活している人間なら、
おそらく一生、発音することの無い言葉であろう。

チェコ東部出身の作曲家であるヤナーチェクは、
モラヴィア地方の民俗音楽研究から生み出された、
チェコ語のリズムや旋律を活かした独自の音楽語法を用い、
朗唱風のオペラをはじめ、管弦楽曲、室内楽曲、
ピアノ曲、合唱曲に多くの傑作を残している。

独自の音楽語法を手にしたヤナーチェクは、
1894年から1903年の9年間をかけて完成させ、
彼の代表作の一つであるオペラ「イェヌーファ」を作曲した。

現在、ヤナーチェクは、スメタナ、ドヴォルザークに次ぐ、
時代的にも知名度でもチェコ第三の作曲家であり、
チェコ国民楽派の重要な一人に数えられるが、
先行二者が民俗音楽の旋律やリズムを素材として扱い、
それを既存の古典的な音楽語法に合わせて、
和声や構成を換骨奪胎していったのに対し、
ヤナーチェクは旋律を引用したり、形だけのリズムを切り取ったりはせず、
民俗音楽の語法を自らの語り口にした。

チェコ国外で彼の知名度は高いとは言い難いのはこのためである。

さて、ヤナーチェクの受容史を考える上で、
オペラ「イェヌーファ」は大変興味深い作品である。

この作品はヤナーチェクがモラヴィアの民俗音楽の語法を身につけた後、
9年の歳月をかけて完成させた、この時点での会心作であった。
しかし、「イェヌーファ」の初演をプラハで行うことを希望していたのだが、
プラハの劇場からは「成功するとは思えない」という理由で拒絶されてしまった。

これは劇場の主席指揮者との個人的な確執が拒絶の原因といわれるが、
ボヘミアとモラヴィアでは音楽に大きな違いがあり、
それゆえに「イェヌーファ」完成当時のプラハでは、
ヤナーチェクが人気のある作曲家ではなかったことを示唆している。

ヤナーチェクは、民俗学かぶれの田舎の作曲家にすぎなかったのである。

結局、プラハで「イェヌーファ」の公演が行われたのは、
初演から12年も経った1916年のことで、これは大成功であった。

この成功でヤナーチェクの名はヨーロッパで知られるようになったが、
ヤナーチェクは死後次第に忘れられ、
比較的長く名声が保たれたドイツ語圏でも、
第二次世界大戦により忘れ去られることになった。
[PR]
by scalaza | 2007-04-30 03:56
   

川倉 靖(かわくらやすし)氏による2009-10年スカラ座オペラのブログです。
by scalaza
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
> 検索
> ファン
> ブログジャンル
> 画像一覧