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> 「サロメ」初体験物語
私は今までに「サロメ」と付き合ったことがない。
「サロメ」はジャンルを正確に分けると「楽劇」に入る。
これがなんとなく、敷居が高そうに思えたのだ。

オペラでありながら、似て非なり。
スパゲッティーで言ったら、
「アマトリチャーナ」と「ナポリタン」くらいの違いである。

どうせお腹に入れば大して変わらないと高を括って、
ヘロデ王の美しい娘「サロメ」の恋愛もの…。
「アイーダ」と似たり寄ったりだろうと思っていたら、
とんでもない!似ても似つかなかった…。

あらすじを読んでビックリ。
「サロメ」とはなんて淫乱な女、
嫌悪感すら感じてしまった。

まるで、デュ・バリー婦人に会う前の、
マリー・アントワネットの心境である。
(池田理代子『ベルサイユのばら』より)

キスを拒まれたからって、
相手の首を切り落として、キスする女がどこにいる?
血の味がするんじゃないか!?
「初めてのキスはレモンの味」でしょう?普通。

この、ネクロフィリアかと思うような、
異常性的嗜好の「サロメ」。

実は死体に対する性愛の歴史はかなり古い。

ヘロドトスの著書には、
「古代エジプトでは、女性の死体を屍姦されることを恐れ、
死んですぐの死体をミイラ職人に渡さなかった…」
という記述が見られる。

現在、日本では屍姦そのものについて罪に問われる事は無いが、
いずれにしても、殺人や死体損壊に繋がる行為であり、
社会的に許容される事はまずあり得ない。

残念ながら、あらすじを読んだだけでは、
何も教訓となるものはない。
しかし有名な楽劇である以上、
何か惹かれるものがあるのでしょう。

今夜、スカラ座でサロメに会ってきます。
この強烈な話に、どのような音楽をつけるのか…。

ちなみに、楽劇「サロメ」は、
オスカー・ワイルドの戯曲のドイツ語訳を
そのまま台本としているので、
新約聖書の「サロメ」の話とは設定が異なるので、ご注意を。

また、佐藤製薬から発売されている軟膏、
「サロメチール」は全く関係ありません。
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by scalaza | 2007-03-15 08:53

川倉 靖(かわくらやすし)氏による2009-10年スカラ座オペラのブログです。
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