>
スカラ座開幕オペラ「カルメン」
12月7日、スカラ座広場は小雨の降る中、熱い戦いを繰り広げていた。
各労働組合が一堂に集結した抗議デモ…。 スカラ座広場自体は至って静かなのだが、 その周りに張り巡らされている柵の向こうで行われている、 警官と組合の戦いがテレビでも中継されていた。 スカラ座開幕と抗議デモという「光と影」が象徴的ですが、 翌日の各社紙面では、頻繁に行われるデモよりも、 年に一度のスカラ座開幕の話題で埋め尽くされていたのも悲しい。 彼らの声が届く日が来るのだろうか? さて、今回の開幕オペラは私の初の試み、 インターネットで生放送を聞く、ということである。 実際、ラジオのライブ放送と違って、 ネットのデジタル放送は音質がよかった。 そして休憩時間になると、ロビーにてインタビューが中継されるので、 これもネットで見てみる。 結構、自宅で楽しめたのである。 今回のカルメンは? 音楽だけでしか今の段階では判断できないですが、 非常によかった。 というか、 カルメンで音楽的に失敗したというケースはあまり聞いたことがない。 それくらい安定した音楽なのである。 ソリスト、合唱、オケと非常にバランスがよく、 14分間続いた盛大な拍手も納得がいくようにも思えた。 しかし、翌日の新聞には演出家に対しての批判的なコメントが目立ち、 音楽的には安定したものを供給できる分、 演技力や舞台にウエイトがかかるのも致し方ないのでしょうか。 大方、イメージしている「カルメン」と違うことからくる不満だろうが、 こればっかりは自分自身の目で見てみない限り分かりません。 オペラコミック版という、台詞と音楽の繰り返しの様式、 いろんな意味で、ぜひ見たみたい舞台ですね。 参考動画(メイキング・オブ・カルメン) http://www.youtube.com/watch?v=aCJixu_PGAQ
by scalaza
| 2009-12-09 08:41
|
> 最新の記事
> 検索
> ファン
> 記事ランキング
> ブログジャンル
> 画像一覧
|
ファン申請 |
||